PSequelとTeamSQLがお亡くなりなので、おれはTablePlusを使うことにするぜ
IntelliJ IDEA Database Tool
ここ一年くらいは IntelliJ 組み込みのデータベースクライアントでことを済まして来ました。対応するデータベースプロダクトも多いですし、専用のクライアントツールに引けを取らない機能は素晴らしいです。
その一方で、兼ねてより以下のような不満がありました。
- データベースへの接続情報等をプロジェクトごとに持ってしまうので、複数プロジェクトにまたがる際に扱いづらい。
- そう思って接続情報を保存するためだけのプロジェクトを作ってみたものの、ウィンドウが増えてくると Cmd + Tab の切り替えが面倒。
- だからと言って All Product Pack や DataGrid 単体で買うのはコスパが悪い気がする。
TeamSQL
そう思って最初に検討したのが TeamSQL です。せっかくならモダンな UI で新しいプロダクトに乗り換えたいと思ったからです。
意気揚々とアプリケーションのダウンロードのためにオフィシャルサイトを訪れた所、目に飛び込んできたのはメンテ終了のお知らせでした・・・。
TeamSQL has retired and is not available for download anymore.
PSequel
そう思って次に検討したのが PSequel です。IDEA 以前に使っていたツールになるので出戻りになります。PosgreSQL 専用のツールにはなりますし、決してモダンなツールではないものの、慣れた機能が使えれば十分かと思った次第です。
しかし、こんなブログ記事が。👀
ほんまかいな、と思ってさらに探ってみたところ、メンテ状況に関して言及するコメントのついた Issue がいくつも放置されていることがわかりました。
ああ、これはもう実質終了してますね・・。
もともとオープンソースでないプロダクトなので、作者の方が動いてくれない限りどうしようもないようです。
※とはいえ、無償でこういったプロダクトを提供し続けて頂いたことには感謝の気持ちしかないですね・・!
TablePlus
というわけで最終的に落ち着いたのが TablePlus です。
正直はじめはピンと来ていなかったのですが、一般に提供される機能は揃っていますし、UI もモダンで更新状況も活発なので素晴らしいです。
ライセンス料金ですが 1台分が 1年間の更新付きで 59$ です。フリートライアルもありますし、1ヶ月あたりに換算すれば 5$程度なので、満足して購入する分にはぜんぜん払える額ですね!
補足
その他調べた中で得た知見として、2点補足します。
まず、DB クライアント GUI アプリを選ぶポイントとしては以下の6点です。
- サポートするプラットフォーム:Windows ? MacOS ? Linux ? (or mobile ?)
- サポートするDB:MySQL ? PostgreSQL ? SQLServer ? NoSQL ?
- UI のモダンさ:気にならなければ大丈夫ですが古いアプリも多いので。
- メンテ状況:アプリ自体は多いのですがその分停止してるものも多い印象でした。
- 有償・無償:IDE などと違って有償でも高価なものは少ないです。
- クライアント機能:スキーマのブラウズ機能やフィルタ機能といった一般的なものだけでなく、リードオンリーモードや ER 図のエクスポート機能など、どうしても欲しい特定の機能がある場合は要チェックです。
あと、私は一旦 TablePlus に落ち着きましたが DBeaver もかなり良さげでした。あまり触れていないので言及こそしませんでしたが、TablePlus よりサポートする DB が多いですし、無償で提供されているので使いやすいです。
qiita.comあと、ER 図のエクスポート機能もありますね。TablePlus でサポートされていない DB を今後扱うことになったり、サポートされていない機能が使いたくなることも出てくると思うので、二つを併用していけば良いかと考えてます。